南三陸町へのボランティアより♪

名古屋市千種区にあるネイル&アロマ シーズン ~Season~ のブログ
中1の息子が金曜日の夜から0泊3日のボランティアに参加し、今朝、無事に帰ってきました。

学校で募集があり、友達と参加したいとのことで、「果たして行って何かの役にたてるのかしら???」
と親としては思いましたが、「行って何かしたい」と思う気持ちが大切なのかなと、お友達のママとも相談し、参加させることになりました。

お友達のところは、ご主人がえらく反対され、何度かの話し合いの結果、ご主人が折れて参加を決められました。

うちの場合は、自分の生活面のことも、まだまだ完璧ではないのに、そんな大変な仕事ができるかなと思いましたが、いくつかの約束ごとを息子と交わし、参加させることにしました。

息子は元気に帰ってきましたが、聞くと、まだまだ買ったばかりのようなデジタルテレビやPSP,携帯電話、など瓦礫からいっぱい出てきたそうで、すぐそくに、3月11日のあの瞬間まで、普通に流れていた時間があるのだと思ったそうです。
臭いもすごく、津波は5階建ての病院にも押し寄せた、痕跡が残っていたそうです。

お昼には、避難所になっている小学校で、持って行ったカロリーメイトなどを食べたようですが、津波が来ていたところと、そう、変わらない距離にあり、その学校は普通の状態で残っていたそうです。
海は見えるのにここは無事だったのかと感じたそうです。
昨日のニュースでもやっていましたが、南三陸町は水道の復旧が非常に遅れているようです。

息子の感じた感想は「津波の時はとにかく一刻も早く逃げないといけない」と感じたそうです。
少しの差で津波が押し寄せなかったところと、無事だったところとの境界線付近に行って、多分そう感じたんだろうと思いますが、日頃から、ここの場所に逃げるという徹底をしておかないといけないんだなと思いました。

震災から3ヶ月、テレビや新聞も改めて特集で報道していましたが、政治がらみのニュースも多く、管総理がどうのこうの言うのは、今ではない気がします。

誰がなっても、やるべきことはただ一つなのですから、誰がどうこうと言っている間に、協力して復興にむけてやるべきことを先ずやって欲しいと思います。
揚げ足を取ったり、責任をどうするかと言う議論は、今ではなく、復興にむけての足並みがそろい、被災された方の日常がすこしずつ取り戻せてからではないでしょうか。

今回、息子は中学校からもらってきた、中高生ボランティアの一枚のお手紙をきっかけに参加させていただきましたが、総勢280人で愛知から同じツアーに参加した中高生がいたそうですが、取りまとめ役をされてる各学校の先生方やその他のスタッフの方には頭が下がる思いでした。

今回以前にも10回以上同じツアーを送り込み、まだまだ人手が足りない場所に分散して学生達を送っている。
思っていても行動に移せないことが多いものですが、呼びかけや参加した方の話を聞いて自分も何か出来るかなと思って広がっていく。
取りまとめ役の方々はもちろん、色々な事情があるにしろ参加した人の気持ちの繋がりは、本当に人を動かす原動力になるんだなと思いました。

こうして、行ってない私がブログに書くのも何ですが、今回のことを通じて知ったことや、家族の一人が参加して感じてきたことをお伝えするのも大切なことかもしれないと思い、書かせていただきました。

今回、怪我がなく全員が無事に帰ってこれたことに感謝したいと思います。

それなりの装備で参加することも、参加条件です。
安全靴を購入しましたが、釘はささったと息子は言っておりました。
決め事の一つの長袖、長ズボン、雨ならカッパ。
普段は言うことを聞かない息子ですが、汗びっしょりの洗濯物を洗った時に、微力ながらも頑張ってきたんだなと思いました。


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